今日は出荷で大忙しの日だったようです。運送会社さんもポカをしてしまう始末。失敗、忘れ物は誰でもありますと自分に言い聞かせている今日この頃。
なんだか修羅場な状況を横目で眺めつつ、秋シーズンを謳歌し始めたエケベリア・青い渚 (Echeveria setosa var. minor)
4寸(12cm径)ポット入り。普及種です。セトーサの変種ミノールといっても特に小型な訳ではなく。 var. setosaの基本種の方は葉が緑色がかるの対し、こちらは観賞価値の高い青色。元々var. minorとして記載された植物は標高2200mの場所に自生しているとあって日本の真夏は少し苦手ですが、栽培環境的には食虫植物でいうところの熱帯高山性ムシトリスミレ(メキシカンピンギキュラ)と似た感じをイメージして頂ければ。
こちらの方が断然丈夫ですけどねフハハハ!・・・虫は食べませんが。
このあたりが得意な多肉愛好家の方は案外ピンギキュラを育てるのも上手だったりします。弊社でもヒメアシナガムシトリスミレ (Pinguicula esseriana)がエアプランツと同居していますし、今年はハオルチアと同じ温室、同じ管理でメキシカンピンギの交配種が偶然絶好調です。どれも適度な遮光と通風、湿度管理が鍵で、山野草屋さんや蘭屋さんが得意なところ。見習いたい所です。
エケベリア・セトーサ var. デミヌタ (Echeveria setosa var. deminuta)

昔のシノニムで言う所のいわゆるルンデリーですな。これは間違いなく小型で各ロゼットが大きくならずに群生します。個人的にはセトーサの中では一番好きな系統。お花もかわいい。暑さに弱いのだけが難点です。
エケベリア・セトーサ var. シリアータ (Echeveria setosa var. ciliata)

若干葉が幅広な個体。
エケベリア・セトーサ var. オテロイ (Echeveria setosa var. oteroi)

ラベル落ちですが導入時に確かそうだったような(笑)。葉の表面の毛が他の変種と比較して少ないようで。
・・・以上全て同じに見えると仰る方、ごもっともなご意見です。それは理解致します。
エケベリア 'セトピア' (Echeveria 'Setopia')
弊社オリジナル品種。デスメチアナ x 青い渚。小苗の頃は全然見栄えがしなかったのですが最終的には粉吹くべっぴんさんに育ちました。弊社では渚の夢(ラウイー x 青い渚)を栽培するとなぜかすぐキズモノになってしまい綺麗に育てづらいのですが、こちらはかなり栽培しやすいので安心しています。
花はまだ見ていませんのでワクテカでござるな。
最近のコメント