皆さん、ノンリーフをご存知ですか?CMや雑誌でよく見かけますよね?
あの場所を取らずに、スッキリとしたラインと、灰色がかった青緑の葉がなんともお洒落です。
ノンリーフは正式にはストレリチア科のストレリチア ジュンセア(Strelitziaceae
Strelitzia juncea)といい、アフリカ南部が原産の植物だそうです(←余談ですが、種小名のjunceaはイグサの属名Juncusが由来だそうです。)自分はてっきりStrelitzia reginaeの変種かと思っていましたが、これはれっきとした種だそうで、驚きました。

で、そのノンリーフにドワーフタイプが存在するのをご存知ですか?左の個体が通常のノンリーフとすると、 右の個体、明らかに小さくないですか?小さいですよね?そう、存在するんです、ノンリーフのドワーフタイプが
花も咲いてますし、れっきとした成株です。
↑更に小さな個体もあります。

小さい中にも、左の個体のように太くてどっしりした男性的な個体から、右の個体のように細くて繊細な女性的な個体まで色々ありますが・・・、

花はちょっと小さいだけで同じ。同属のStreritzia reginaeをよく極楽鳥花と呼びますが、見事なネーミングですねぇ。クケェ~って感じで咲いてます(↑ピンぼけすみません・・・。)
で、調べてみたらこの鳥みたいな花、なんと鳥みたいな顔して、鳥媒花だそうなんです
しかも、この鳥みたいな顔した鳥媒花は、鳥によって種子が伝播されるそうなんです
爆笑ですねぇ、ツボにはまりました。最高です。
で、このノンリーフのドワーフタイプ、生産にかかる年数は普通のノンリーフと同じなのですが、 いかんせん小さいため、「小さいのに高いわねぇ」なんて言われてしまいます。趣味の世界ではたいてい大きなものと小さなものは値段が高いのが当たり前なんですが仕方ありません・・・。
「価値がわかってもらえないなら売らなくていい」のスタイルでお馴染みの弊社では、このノンリーフのドワーフタイプは販売されていませんでした・・・。ですが、鉢が壊れるほど暴れているこのこ達に我慢できず植え替えてみました↓

どうです?「ノンリーフはお洒落だけど、大きいから困ったなぁ」とお困りの方、オススメですよ。
右の個体なんて、なんだか音符みたいでいいでしょ?植え替えている間に惚れてしまって、一鉢購入してしまいました・・・すみません・・・。
売ろうと思って植え替えてみたものの知れば知るほど好きになって、何だか売るのが勿体無く思えてきました・・・。売るかどうかわかりませんが、売ったとしてもせいぜい50鉢しかありませんので、幸運にも見かけた方は可愛がってあげて下さい。

で、同時にStrelitzia reginaeのドワーフタイプも少し仕込んで見ました。こちらはせいぜい100鉢程度。ボリューム感があってこれはこれで可愛いんですよね。こちらもオススメです。 売るかわかりませんが(笑)
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